プレミアムハートライフ千代田 生活リハビリの取り組み
目次
プレミアムハートライフ千代田では、お客様がいくつになってもやりたいことを自分の力や自分のペースで行えるよう、出来る限り基礎体力の低下を防ぐということを大切にしています。プレミアムハートライフ千代田ではそのような取り組みを「生活リハビリ」と呼んでいますが、今回は日々お客様に楽しんで行っていただいている「生活リハビリ」の内容をご紹介致します。
歩行促進
まずはシンプルに、歩くということです。お客様のご希望に目を向けてみると、自分の脚で移動して行うということが前提になっている内容が多くあります。1日の目標距離はお客様ご自身にお任せしていますが、皆さま毎日目標を持って積極的に歩かれています。歩行で意識をすることは様々ですが、中には床面の木目に沿ってモデル歩きを意識されているお客様もいらっしゃいます。「背中が曲がってきていますよ」と職員がお声がけをすると「勝手に曲がって来ちゃうのよ」と会話をしながら行う場面も見られます。
プレミアムハートライフ千代田から日本平までの距離を目指して歩行訓練を行います。施設の廊下は端から端まで片道50mあります。1日に歩いた距離をお客様から自己申告をしていただき、距離換算を行っています。なじみのある場所で自分がどのくらい歩行したかをイメージしていただきます。ゴールに到達されたお客様のために、お茶とお菓子を用意しております。
理学療法士による体操
プレミアムハートライフ千代田では、理学療法士が週1回来所し、体操を行っています。また、月に一度、zoomで繋いだテレビ体操も行っています。目標達成への道のりを一緒に考え、運動プログラムを作成します。そこで決まった運動プログラムを介護士が毎日行い、月に1回行うカンファレンスで進捗の確認をしています。
写真ではタオルを使った体操を行っています。お客様が飽きないように体操に工夫をしていますが、お客様の集中力が高まってくると理学療法士よりもお客様が先行してメニューを行い、立場が逆転していることもあります。狙っている関節や筋肉を意識し、30分の時間の中で自分の体の状態を確認しながら行います。
介護職員によるリハビリ
目と手の運動
介護職員の生活リハビリも理学療法士に負けていません。毎朝10時から行っている体操の後、職員が手作りをしたメニューを実施しています。ボードの上にランダムに並べられた番号と同じ番号のキャップを重ねていきます。脳の活性化に加え、指の巧緻性や視野の反応を鍛える目的で行います。体操で眼球運動や指の運動を行い、体を温めてから行います。
連帯感と達成感
こちらは周囲のお客様と一緒に積み上げるメニューです。「倒さずに15個積み重ねる」というミッションに向けて集中力が研ぎ澄まされます。ブロックが積み重なり高くなっていくと、緊張感も高まりますが、倒さずに完成したときの喜びや達成感はひとしおです。
どんぐり掴み
「お箸で食事をしたい」というお客様にはこちらのトレーニングです。小さくて滑りやすいどんぐりを箸でつかむことが出来れば、困ることはあまりありません。細かい指の動きや力加減は脳にも良い刺激となります。
お客様のコメント
90歳女性「自分の脚でいつまでも歩きたいよ。だから毎日食後に欠かさず歩いているよ」
80歳女性「体操は積極的にやっていきたいね。色んな所のすじが良く伸びたよ」
92歳女性「転びたくないから一生懸命頑張るよ」
92歳女性「ずっと箸でご飯を食べたいよ。おさじを使っていると、子どもみたいだからね」
担当職員のコメント
私たちはお客様がやりたいことに耳を傾け、どうしたら出来るようになるのかを日々考え、目標を達成できることに喜びを感じています。体調を崩し歩行が難しくなってしまったお客様が、数か月後にまた自分の脚で歩けるようになった時にはとてもうれしい気持ちになりました。お客様がいつまでもお元気に過ごしていただけるよう、精一杯サポートさせていただきます。
このイベントを行っている老人ホームは
プレミアムハートライフ千代田(静岡市葵区・介護付き有料老人ホーム)