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施設での夜の介護はどのようにしているのか
施設の介護について施設での暮らしの中で気になるのは夜のご様子。ご家族様の中には夜トイレのたびに起こされて大変だったという方も少なくありません。施設では夜も安心してお休みいただけるよう、職員が待機して対応しています。日中の様子は夜間の職員に情報が引き継がれ、また夜間の様子も、朝の日勤に引き継がれ情報共有されます。
安否確認
夜間の見回りを了承されている方のお部屋には定期的に職員が訪室し、様子を確認しています。きちんと眠れているか、呼吸ができているかなど確認しています。睡眠薬をのまれている方も多く、その方たちは夜トイレに行こうとしてふらつき、転倒するリスクが特に高い状態にあります。そのため夜間の介護職員にとって定期的な安否確認は欠かせない業務の一つです。
コールボタンによる応対・インカムの活用
夜間は入居者様よりコールボタンで呼ばれてトイレ誘導したり、気分が悪くなったという訴えで訪室して状態確認することもあります。携帯用の受信機を持っている施設では、ほかの方の介助中に別の方のコールが鳴ったことにも気づくことができます。夜間、複数の職員がいる施設では状況に応じ、インカムで連絡を取りながら、お互いにフォローして対応しています。
排泄誘導
夜間トイレに行くことが多いのも高齢者によくみられる状態です。しかし、前述のように夜間のトイレの際は、転倒しやすいため、職員が介助、見守りする必要があります。コールボタンを押すことに心理的に抵抗のある方も多いため、状況によってはトイレへ誘導する時間を決めて訪室し、トイレ誘導するという方もいます。
また、おむつを使用している方も定時でのおむつ交換が一般的ですが、その排泄量に合わせてパットサイズを大きくするなど、睡眠の妨げとならないよう配慮しています。
体位交換
寝たきりや半身まひなどで体が動かない方は、夜間の体位交換が必要な場合があります。定期的な体位交換で床ずれや体が固まる拘縮や変形を予防しています。
服薬確認
夜、居室に戻ってから睡眠薬をのまれる方や医師より眠前薬を処方されている方もいます。介護職員がその方たちの服薬確認をすることも大切な業務の一つです。
認知症の方への対応
認知症方の中には何かが気になりクローゼットの中を探している方、ボーっとベッドに座っている方、自分のいる場所が分からなくなってしまい廊下を徘徊する方など、夜間も眠れずにいる方も少なくありません。職員はその方たちとの会話の中で「ここが落ち着ける場所」であることを理解してもらい、ゆっくりと休んでもらえるよう対応します。時には一対一でゆっくりと話を聞き、気が済むまでフロアで一緒に過ごすこともあります。
緊急時に備えて
夜間に転倒や急変といったことが起こることも少なくありません。職員は夜間もその可能性を常に考慮しており、施設では緊急時の連絡体制を整えています。そのような場合でも可能な限りその異変に気付くため、毎晩職員は見回りをしています。
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